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31:黒い部屋 | 落ちこぼれからの復旧 | BJクラブ英会話

31:黒い部屋

BJクラブを始めて1年と2ヶ月がたった頃、家賃とパートタイム講師の給料が、生徒さんからの受講料で賄えるくらいになっていた。

(勿論自分の収入などない。)

家賃が安くて場所が良い所、と暫く探していると、見つかった。

現在、BJクラブが入っているビルだ。

ビルは古いが中を綺麗にすれば、なんとかなるだろう。。。

大家さんは、中は自分でリフォームしてくださいと言った。

壁と天井はタバコのヤニで黒く、床のタイルは半分くらいはがれていて、ドアには以前入居していた会社の看板が残っていた。

トイレの便器は真っ黒で、入り口とキッチンのドアは、色褪せてはがれていた。

夜逃げした後の、荒れ果てた事務所の一室のようであった。

それでも、なんだかいい予感がして、即契約を交わした。店舗の敷金は家賃の5ヶ月分と割高だった。

他にも最低限必要な家具もそろえたりしたので、開業資金はみるみる減っていた。

教室の壁とドアはペンキで塗った。サラリーマンの夫は、週末率先して手伝ってくれた。全ての壁を塗るのはかなりの作業だった。

床はさすがに素人には無理だったので、業者に依頼してカーペットを敷いた。

看板は、日曜大工の店で道具を調達し、自分で作った。

教室の間仕切りは、棚をおいてとりあえず間に合わせた。

こうしてなんとか、BJクラブ英会話は消滅の危機を回避し、居場所を見つけた。

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